4月 横浜スタジアム県予選 新入生入学 歓迎会
4月末に横浜スタジアムの県大会があります。高校野球で言えば甲子園予選の月になります。
2、3年生は仕上げの時です。ケースバッティングを週に2回入れます。
イメージ的には火曜日に走者想定ノック、水、木曜日にケースバッティング、金曜日に気持ちよくバッティング。土、日曜日に練習試合という感じです。この頃には、自分たちで練習を運営させます。
マイナスなことをあまり言わす、自主的運営ができるようになっているチームを作ります。
ケースバッティングの時に、攻撃、守備、走塁に評価の声が飛び交う理想のチームを目指します。
監督は新入生との時間を大切にします。この1ヶ月を新入生の黄金期間と思っています。
ただのお客さんで学校に慣れることも大切ですが、この1ヶ月を大事にすると良いスタートを切れるし、
選手にやる気、保護者の信頼も勝ち取ることできます。だからといって無理はしないし、上級生を見捨てる訳にはいきません。4月は、学校行事も多いし、生徒も忙しいからこそ、大切な1ヶ月です。
上級生がアップしている時から、新入生と行動をともにします。(上級生に下級生指導役を任命しても良い→次期副主将になりそうな上級生)アップの意味やキャッチボール(遠投はしない)をみっちり指導。
トスバッティング、挟殺プレーまで指導して、スイング、体幹の基本姿勢などを自分たちでできるようにする。その間に上級生の指導をしながら、うまく練習を組み立てる。
1年生には、この1ヶ月で練習についてきていけると思えば、5月のGWの錬成会あたりには試合出場もあり得るよとモチベーションを持たせます。実際に出場することもあるし、4月の横浜予選でベンチに入る子もいます。中学生の4月は大忙しですが、この1ヶ月がまず勝負です。
5月 GWの錬成会 大会はないことが多い。
横浜の九州大会切符をゲットしても、残念ながら敗退しても意外と大会がない5月。
GWは錬成会に参加することが多い。佐世保、佐賀、福岡と色々なところで錬成会をしています。
とにかく試合数をこなしたい。それには色々な意味があります。
・大会に出場がなかった選手達の出場機会を増やす。(同時に主力クラスに役割を与える)
・チームの弱点の克服(九州大会に向けての引き出しを増やす)
・1日3試合することもある(3日で9試合することもあった)
・新入生も出場する。上級生に気を使いながら。
練習内容も夏に向けての充電期間と捉えて、少し追い込んだメニューも入れます。
6月 中体連の市予選 末には横浜スタジアムの九州大会
梅雨にも入る6月。雨の日の練習が多くなります。
日本全国ほとんどが梅雨に入るので、雨の日の過ごし方を制するものは勝負を制します。
そのくらい雨の日の練習でもしっかり取り組むことに
意義があることを伝えます。
でも、モチベーションも持ちにくいし、怪我(オーバーワークによる故障)をするリスクも高い。
なので、短時間で効率の良い練習を心がけます。
練習前に、メニューと意味をしっかり伝え、やる気を引き出します。
学校のあらゆる機能を使って練習をしていました。
・階段ダッシュ、股関節を意識してゆっくり2段抜かし
・渡り廊下や広い廊下を利用してゴロの捕球
・スイング、私の学校では柔道場でプラスチックボールでの実打
・シャドーピッチング
などと工夫すれば、多種類の練習ができます。
これらを組み合わせ、サーキットにして練習すると
グラウンドで練習するよりも充実した練習ができます。
ただ、雨が続くとマンネリ化して、故障の原因にもなるので、
たまには、ルールクイズ大会など他の事も
織り交ぜてあげましょう。そうやって、梅雨時期を乗り越えます。